今年は、年始から自転車事故をしていました。
幸い自損なので他の方を巻き込まなくてよかったです。しかし、顔を4針縫うなど思いもよらない事故となりました(^^;)
その時は、「ハッと」どころではなく何が何だかわかりませんでした。
私はテレビが好きです。そしてNHKの大河ドラマと朝の連続テレビ小説にはまっています(^^;)
大河ドラマ
『八重の桜』、『軍師官兵衛』、『花燃ゆ』
どれも素晴らしい作品と思います。
前の2作品は、時代背景屋物語の進展でキリスト教と出会い、主人公の持っている性格や先祖から受け継いできた気質が感化され、「人は何ゆえに生きるのか?」、「人はどう生きるべきか?」を伝えていたように思います。
そして、『花燃ゆ』の主人公は、井上真央さんが演じる「山田萌々香」ですが、実の兄の「吉田松陰」生き方に注目しています。
吉田松陰はご存知の通り、安倍首相の出身である山口県の方です。
幕末から明治初頭は黒船来航など、日本の時代が大きく変化しました。日本の行く末を本気で考えた人の一人と思います。
ドラマの中でよく出てくる『至誠にして動かざるは、未だこれ有らざるなり』の意味は、
孟子の言葉で、
こちらがこの上もない誠の心を尽くしても、感動しなかったという人にはいまだあったためしがない。誠を尽くせば、人は必ず心動かされるということ。
出典:Web漢文大系 http://i-2.info/1BMonVf
「この上ない誠を尽くす」
これは、『利他主義』が原点になっていることに間違いありません。しかし、そこまで自分がして生きてきたのかと考えた時、そのようにしてこなかった自分が恥ずかしくなりました。
もし現在の日本に吉田松陰が生きていれば、「日本の未来」、「世界の平和」をどのように感じ考え他のだろうか?
間違いなくいえることは、既存の考えに縛られていては、「日本に未来はない」と思います。
既存の考え方は、個人主義や利己主義の考え方が多いからです。無意識で自分の都合のいいように相手を操作するようなシナリオにそって思考や言動をしてしまうことが多いからです。
自分かもしれないし、他の人かもしれませんが、身近な範囲でハッとすることが起き、意識の転換と行動を起こって生まれ変わったような生き方をするようになると思います。
朝のテレビ小説「マッサン」に出てくる『鴨居商店』は「サントリー」の前身である「鳥井商店」のことであり、マッサンが北海道で設立したのが「ニッカウヰスキー」です。
第90話「会うは別れの始め」は考え深い内容でした。
マッサンが鴨居商店を退職することを(鴨井の大将(鴨居欣次郎)に伝えるために訪問した時の話です。
観ていない方はこちらに物語の流れが書かれていますので参考にしてください。
「例え、イミテーションと云われようとも、社長は利益を出して、社員や従業員を守ってあげなくちゃいけない。お前のその覚悟があるのか?」
「なぜ、土下座してでも10万(現在でいえば5千万円)を借りようとしないのか?」
とマッサンの経営者としての自覚と覚悟を促すためにあえて厳しいことをと使ったのだと思います。
このシーンを見た時、自分もマッサンのようにプライドや傷つきたくない恐怖心から自己保身になっていたのではないかと思いました。
ハッとしました。
自己保身は、利己主義です。それは目標より自分を優先しているのだということです。
「もう一度原点に返って出発しよう!」と思いました。
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