2014年10月27日月曜日

Excelの動作が遅くなる

Excelを使っていて、何故か遅くなったということはないでか?


Excelの仕様上からくる3つ要因があります。

1.Excelファイルの破損

使用中にExcelに関連するファイルが破損している場合に遅くなることがあります。
例、
 1.ツールバーファイルの破損
 2.クイック アクセス ツール バー ファイルの破損

この場合は上記以外のファイルが破損している可能性があり、破損状況の把握は不可能です。
よって、Excelを再インストールすることをお薦めします。

何故なら、リスクを最小値にすることを前提にするからです。
大丈夫と確証できない状態でそのまま使用するということは、いつ問題が発生しても不思議ではない状況です。ウィルス対策をしていないでPCを使用していると同じくらいのリスクがあると考えられます。


2.メモリー不足による原因

PCに8GBなどたくさん積んできるのにメモリー不足になることがあります。
Windowsはメモリを色々と割り当てています。その中で、Excelが実行時に使用できるメモリが少なくなるとメモリ不足のメッセージが表示されます。

例えば、各営業所から上がってきた報告書を1つのブックにまとめるために、各営業所のブックを開いて対象範囲の大きいセルのコピペを何度も行うとメモリ不足になる場合があります。

この場合は、編集しているブックを保存すると、メモリーが解放されます。

マイクロソフトのソフトはメモリ管理が弱いと以前から言われています。
メモリーなどのPC上の資源をリソースといいますが、その解放は保存時でないとおこなわれないために、このような状況になります。


3.メモリリークによる原因

マクロで、ブックなどのオブジェクト定義をしていて、実行終了時に開放しないと、Excelを閉じるまでは、そのオブジェクトはメモリーを使用したままになります。

始めは快適にマクロが動作していても、解放していないためにリソースが消費されメモリー不足と同じ状況になります。

マクロ終了時に必ず、オブジェクトなどのメモリーを解放しましょう!
また、エラー終了時に解放漏れをしていることがよくありますので、マクロの開発時に注意してください。

2014年10月18日土曜日

Excelブックはコンテンツだ!



Excelを含むオフィスソフトは、日々の業務遂行のためには切っても切れない存在です。



各種届出用フォーム、勤怠管理、各種計画管理など、あらゆる業務で使用されています。


中には、見積書、注文書、納品書、請求書といった、基幹業務にExcelを活用している企業もあります。


これは、中小企業だけではなく、大企業でも利用されています。



Excelは、表形式のフォームを簡単に作成し、共有することができます。

さらに、マクロを作成して特定の処理を自動実行させることも可能です。



マクロの達人の中には、ゲームを作る方がいて、なかなかの力作です。


猫とエクセル


エクセルゲーム Excel VBA Game Gallery


ビリヤードX (猫とエクセル)は、以前よく遊びました。また、ソースが公開されていますので、マクロの勉強にもなります。



さて、そのExcelで作成したドキュメントですが、実は文書ファイルであり、コンテンツだということをお気づきでしょうか?


Excelブックには、ISO/IEC 29500として標準化されたOffice Open XMLファイルフォーマットによる文書ファイルです。


Excel本体がそのフォーマットやコンテンツを翻訳して、表形式に表示、マクロを実行しているのです。



乱暴な表現ですが、Excelブックの標準化されたフォーマットを翻訳して、Excelと同じ表現ができれば、Excel本体が必要がないのです。


現在はファイルフォーマットが標準規格として公開されたことにより、Excelファイルを直接操作できるソフトウェアやサービスが増えてきました。


まだ完全な互換性のあるソフトウェアは存在しませんが、企業活動などで作成された情報は、企業資産です。その資産を特定の企業のソフトウェア以外で扱えない、独占された状態は競争原理が働かないのでよくありません。

また、そのソフトがないと企業活動ができなくなっているとするならば、その企業に独占されているともいえます。


競争原理について別途書きたいと思いますが、誰かを蹴落とすような活動でありません。

Win-Win-Win-Win

の関係です。


Excelブックなどの文書ファイルは企業資産で、その企業に帰属していますが、

その資産を企業内に埋没させるのではなく、社会貢献のために活用できれば、その資産価値は高くなると思います。

2014年10月16日木曜日

舞台スタッフとシステム開発

先日友達からの依頼で舞台スタッフのリーダーを務め、滞りなく終わることができました。


市民会館大ホールのグランドピアノ(ヤマハ)


市民会館の大ホールで行われたある団体イベントの舞台セッティングなんですが、舞台セッティングを経験するのは初めてのことでした。

市民会館側で専門の方に指導していただきながら行いましたので、失敗する確率は低いです。

舞台公演などを観たことがある人はわかると思いますが、「間」が大切です。

観ている人が白けないように、司会進行状況に合わせて、舞台の雰囲気を壊さないようにすることに神経を使いました。



さて、今回リーダーを務めてシステム開発の経験が役立ったことが沢山あります。



舞台運営で大切なことに、シナリオとタイムテーブルがあります。


シナリオやタイムテーブルは、業務分析や運用シミュレーションが役立ちました。


システム開発の上流行程で効率的に業務を遂行できるように、業務分析を行います。
また、新システム稼働後の運用シミュレーションを行えるように、業務フローを作成します。

・何が必要なのか(不足しているのか)
・誰が(何人で)行うのか
・いつまでに行うのか

などを頂いた舞台スケジュールに追記して、舞台の業務フローを作成しました。


だが、舞台を進行するよ予定外のことが起きます。
そしてそのようなことは、システムの例外処理に該当しますので、例外処理のシナリオをそこで組立てます。

マネジメントになりますが、リソース(人員)の空き状況を業務フロー側で把握できるようにしておいて、どのくらいの負荷なのか把握でいれば、問題ありません。

一緒に行ったスタッフの人と作業内容を共有でき、みんなで協力して無事に舞台スタッフとしての仕事を遂行できてよかったです。

依頼した友達から、流れるようにイベントが進行していたと大変喜んでもらえました。

貴重な体験ができ、ありがとうございました。