Excelの仕様上からくる3つ要因があります。
1.Excelファイルの破損
使用中にExcelに関連するファイルが破損している場合に遅くなることがあります。例、
1.ツールバーファイルの破損
2.クイック アクセス ツール バー ファイルの破損
この場合は上記以外のファイルが破損している可能性があり、破損状況の把握は不可能です。
よって、Excelを再インストールすることをお薦めします。
何故なら、リスクを最小値にすることを前提にするからです。
大丈夫と確証できない状態でそのまま使用するということは、いつ問題が発生しても不思議ではない状況です。ウィルス対策をしていないでPCを使用していると同じくらいのリスクがあると考えられます。
2.メモリー不足による原因
PCに8GBなどたくさん積んできるのにメモリー不足になることがあります。Windowsはメモリを色々と割り当てています。その中で、Excelが実行時に使用できるメモリが少なくなるとメモリ不足のメッセージが表示されます。
例えば、各営業所から上がってきた報告書を1つのブックにまとめるために、各営業所のブックを開いて対象範囲の大きいセルのコピペを何度も行うとメモリ不足になる場合があります。
この場合は、編集しているブックを保存すると、メモリーが解放されます。
マイクロソフトのソフトはメモリ管理が弱いと以前から言われています。
メモリーなどのPC上の資源をリソースといいますが、その解放は保存時でないとおこなわれないために、このような状況になります。
3.メモリリークによる原因
マクロで、ブックなどのオブジェクト定義をしていて、実行終了時に開放しないと、Excelを閉じるまでは、そのオブジェクトはメモリーを使用したままになります。始めは快適にマクロが動作していても、解放していないためにリソースが消費されメモリー不足と同じ状況になります。
マクロ終了時に必ず、オブジェクトなどのメモリーを解放しましょう!
また、エラー終了時に解放漏れをしていることがよくありますので、マクロの開発時に注意してください。